ついにDAU200万超え!AbemaTVがマスメディアになる未来が見えてきた

AbemaTVすごい。 2017年7月27日にサイバーエージェントの2017年9月期第3四半期決算が発表されました。 そこに記載されていたabemaTVの躍進ぶりが個人的にけっこう衝撃でした。

業績の全体はこんな感じ

全体の売り上げは伸びていますが、AbemaTVへの投資52億円があるので、営業利益はYonYで減少しています。広告事業とゲーム事業は好調なので、そこで出た利益をがんがんAmebaTVがあるメディア事業へ投資している感じですね。AbemaTVはまだマネタイズフェーズではなく、投資をしてサービスを育てて行くフェーズのよう。 ちなみにサイバーエージェントの決算資料は季節によっては、表紙のabema(アベマ)くんのデザインが変わってかわいい笑 今回は7月なのでスイカ。

AbemaTVの累計ダウンロード数は1900万を突破!

AbemaTVの総ダウンロード数は1900万を超えたようです。 1年半3ヶ月で1900万はえぐい・・・ ただ、ダウンロード数自体はプロモーションに金つっこめば増やせる見せかけの数字なので鵜呑みにはできません。 注目すべきはMAU、WAU、DAUといった「今使っているユーザー数」です。

気になるユーザー数は・・・?

MAUは900万超え、WAUは波がありますが、400万超え。 ダウンロード数の約半分がMAUになっているということになりますね(これけっこうすごい) 以前の決算で
DAUはWAUの約半分
という話だったので推測するに、 DAUは約200万くらいだと思われます。 DAUがWAUの約半分というのもすごいですね。それだけ頻繁に使うアプリになってきているようです。 このDAU200万という数字はすごいのか、すごくないのか。 AbemaTVが目指している「マスメディア」の代表格であるテレビと比較してみたいと思います。 テレビのDAUというのは正確にはわかりませんが、 元楽天執行役員であり、決算が読めるようになるノートなどで有名な柴田尚樹さんが、書籍の中でテレビのDAUについて以下のように推定していました。 これを参考にすると、 AbemaTVのDAUは日本テレビの10分の1ほどであり、 まだまだマスメディアと呼ぶには物足りない数字ですね。 ちなみに、テレビのDAU推定を参考にさせていただいた柴田さんの書籍は以下のものです。 余談ですが、柴田さんの書籍やNoteでは、会計の知識がない人でもわかりやすく企業の決算について説明されていてとても助かっています。笑 (画像を押すとAmazonのページに飛びます。)  

でもAbemaTVは若年層のユーザーが増えている

先ほどDAUではマスメディアにはまだまだ届かない、と言いましたが、 AbemaTVで注目すべきは若年層ユーザーです。 2016年9月期通期 決算説明会資料によると、 AbemaTVを利用しているユーザーの多くは10代や20代となっています。(縦軸の数字が記載されていないグラフはどうかと思いますが・・・) 2017年9月期第1四半期 決算説明会資料にも記載されていましたが、 若年層がどんどんテレビを見なくなっている中、AbemaTVが若年層を取れていることは、めちゃくちゃでかいです。 テレビではリーチができなくなっている層に対して、リーチができるのでテレビとの差別化ができ、広告販売などのマネタイズを考える上で重要になってくると思われます。

AbemaTVのユーザー数が増えている理由は?

AbemaTVのユーザー数の増え方は尋常ではないですが、その理由はなんなのでしょうか。 普通に考えると「めっちゃ金かけてるから」ということになりそうですが、 そうでもないのではないかなー、と思います。 AbemaTVには多額の投資がされていますが、その内訳を見てみると、「広告・宣伝」ではなく、「コンテンツ作成」に70%もの資金が使われています。 (広告にも40億弱というお金が使われてはいますが・・・) 2017年では140億ものお金がコンテンツ関連に使われています。 テレビが今もなお多くの視聴者がいるのは、やはり「番組が面白い(役に立つ)」からです。 AbemaTVも本気でコンテンツ制作に力を入れており、ユーザー数増加の要因はやはり「コンテンツが面白くなってきたから」と言えるのではないでしょうか。 5月に放送された、 「亀田興毅に勝ったら1000万円」 では、1420万という過去最高の視聴数(※)を叩き出しています。 (※ 視聴数は「視聴者数」ではなく「再生回数」) 自分もたまにAbemaTVを見ますが、 「ふつーに面白い」です。笑 既存のテレビにはできない、「攻めた番組」が多く、そこが若年層に受けているのかもしれません。  

今後のAbemaTVはどうなる?

個人的にAbemaTVが成功するかどうかのポイントは以下の2点だと思います。 ・データが補足できるというアプリならではの特性を生かし、PDCAを超速で回してテレビ以上のコンテンツを作っていく ・本格的なマネタイズ開始によって一人当たりのユーザー当たりの売上(ARPU)を高めていく まあ当たり前のことなのですが、メディアである以上、重要なのは「コンテンツ」だと思っているのでいかに面白いコンテンツを継続的に量産していけるかということだと思います。 あとはビジネスなのでやはり「マネタイズ」もしていかないといけません。ここについてはテレビにはない「補足可能なデータ」という利点を生かして、より最適化されたCMが打てると思うので、きちんとユーザー数が付いてくれば、うまく行くのではいくと思っています。 個人的にはテレビを超える新たなメディアにAbemaTVがなってくれることにワクワクしております! 今回の決算発表でサイバーエージェントの株価は下がりましたが、 3年後のマスメディアを作る企業なので、株を買うなら今です!!! (投資は自己責任で笑)